今のブロックチェーンはインターネットの初期と同じだと思っている

今のブロックチェーンはインターネットの初期と同じだと思っている。

ビットコインを送金しようとしても、友達はビットコインアドレスを持っていない。かつて、メールを送りたくても友達はアドレスを持っていなかったように。

インターネットが登場した時、「我が社でどう活用するか」と考えた多くの旧来の企業は、では自社サイトでも作って看板代わりにしよう、程度の事を考えたと思う。そしてそれは現在のインターネットサービスから見ればとても原始的で些細なこと(GoogleAmazonと比べれば)だったと思う。

今もそれと同様で、今の自社のビジネスにどう活用するか、というのを考えたところで、それはGoogleAmazonにはならない。おそらくいまとは全く違う形のサービスが覇権を取ることになる。

まだまだブロックチェーンが大きな産業として成立するまでにはいくらかステップが必要で、人々が普通にウォレットを持つようになることや、ソフトバンクがかつてルーターを配布したように、現実社会とブロックチェーンの世界の接点になるようなデバイス(たとえばスマートメーターかもしれないし、そうではないかもしれない)が広く普及すること、さらにはケータイやスマホの普及のように、子供まで含めて沢山の人々が常時ブロックチェーンにアクセスする状況が生まれる、みたいなブレイクスルーが必要だと思う。

Webの技術がとても進化したように、スケール問題の解決など、ブロックチェーン自体の技術もかなり進化する必要がある。ブラウザや規格が生まれたり死んだりしたように、生まれたり死んだりするのだと思う。

地道に、既存の組織やWebサービスブロックチェーンが連携したり、既存の金融システムのような役割を果たすスマートコントラクトや、現実の資産や契約をブロックチェーンで取り扱うスマートコントラクトが増えていった時、それをマイクロサービスのように組み合わせた複雑な機能を持つコントラクトが登場できるようになり、それを利用する人が増え、市場として成長していくと思う。

僕はiOSエンジニアだけど、僕たちが作るアプリケーションは、Webサーバーで動くアプリケーションのクライアントではなく、ブロックチェーンで動くアプリケーションのクライアントになる日が来ると思っている。全部そうなるとは言わないけど、そういう分野が登場する、しつつある。