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日本インターレジャーユーザ会(Interledger Users Japan)meet up#2 に参加します

日本インターレジャーユーザ会(Interledger Users Japan)meet up#2 に参加します。今回は日本と世界のDLT(分散台帳)接続技術の最前線!がテーマです。

※この記事はブログ枠での参加に伴い、事前告知として投稿しています。

iuj-meetup2.peatix.com

Interledger Users Japan というのはこちら。

Interledger Users Japanは、ブロックチェーン等の分散台帳技術の相互接続に関する理解や、ビジネス活用に関する情報共有と創発を目的とした日本独自のオープンコミュニティです。日本を中心に活動しますが、世界のインターレジャー開発コミュニティと連携をしながら、技術・ビジネスの発展に貢献します。

2番めのセッション、「ブロックチェーンの課題とその乗り越え方」で登壇される斉藤さんは、HashHubカンファレンスの暗号通貨、ブロックチェーンの限界とその先でもパネラーとして登壇されていて、どうすればコストがかからず(計算リソースを使いまくるマイニング競争ではなく)改ざんされにくいブロックチェーンを作れるか、という視点で、古文書モデル(履歴交差)を挙げられていました。

古文書モデルというのは次のようなものです。

コストと関係ないものでどうやって改ざんすることが難しく出来るか。

古文書モデルというのは、ある古文書が、より新しい古文書から参照されるからあったかもしれない、ほかからも参照されているとあったかもしれない、参照モデルで存在を証明していく。

IOTAのタングルは一つの空間の中でそういうことをするので攻撃しやすいと思っているが、攻撃を避けるためには、アプリケーションごとにプライベートなチェーンを持っているだろうから、それらを無関係なところと交差させる。

おそらくこのあたりの話が聞けるのだと思っています。

この話、ビットコイナー反省会のYoutubeでも一度話されていたことがあるのでまだ聞いたことがない人はこちらからどうぞ。

www.youtube.com

チェーン間の連携の必要性は、マイニングコスト問題やスケーラビリティ、アプリケーションの特性に合わせてチェーンを選択可能にする、などいろいろな観点から必要性がありうるテーマだと思っています。

ほか、富士通研究所の方の話も聞いたこと無いなーとおもったので行ったみたいと思った次第です。

セッション詳細

「Update of Interledger Protocol(インターレジャープロトコルの最新事情)」30分

Mr. Adrian hope Bailie(南アフリカからビデオコールで参加)

Provide an update on the growing Interledger (now almost 20 nodes) and Codius host (over 500 hosts) networks showing some demos of how to deploy a Codius contract and make and receive payments using Interledger.

成長中のインターレジャー(現在はほぼ20ノード)とCodiusホスト(500ホスト以上)のネットワーク上でのデモプレゼンテーションおよびインターレジャーを使用したCodius契約の展開、送受金方法の説明

ブロックチェーンの課題とその乗り越え方」30分

Beyond Blockchain One 一般社団法人ビヨンドブロックチェーン 代表理事 斉藤賢爾氏

ビットコインとともに発明されたブロックチェーンは、 何者によっても改変できない記録を維持する方法を提供するとされ、 金融の枠組みを超え、様々な応用可能性が取り沙汰されています。 多くの実証実験や分析を経て、この技術の課題や限界が明らかになってきていますが、 それら課題や限界を乗り越える新たな技術も提案され出しています。 この講演では、ブロックチェーンの技術やそのガバナンスの課題・限界を明らかにした上で、その乗り越え方について聴衆とともに考えます。

「異なるブロックチェーンの安全な連携:コネクションチェーン」30分

富士通研究所 藤本真吾氏

ブロックチェーンは非中央集権、高可用性、改ざん不能といったデジタル資産の信頼性を担保する特長を持っているため、金融・流通など様々な分野での活用が期待されています。しかし、ブロックチェーンの種類は増える一方で、市場の分断が発生しています。当社では、今後ブロックチェーン同士のデータ交換や連携のニーズが高まってくると考え、異なるブロックチェーンを安全につなげるセキュリティ技術「コネクションチェーン」を開発しました。コネクションチェーンの技術を使うことで、利害が必ずしも一致しないプレイヤーが複数参加する電子商取引市場の推進や、 電子商取引に伴う対価の支払いなど、契約自動化が実現できます。本講演では当社のブロックチェーンの取り組みとコネクションチェーンについてご紹介いたします。

パネルディスカッション 25分

登壇者:斉藤賢爾氏・藤本真吾氏・ツインズなおきこと渕上直樹氏 ファシリテーター:町浩二

インターレジャーの技術的な課題と現実的なユースケースについて

iuj-meetup2.peatix.com

興味のある方はぜひご参加を!