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ICOをこえて: ブロックチェーン領域においてVCはどう進化するか #nodetokyo Day2-6

By Takashi Sano Venture Partner, GB Blockchain Labs, GLOBAL BRAIN SINGAPORE Pte. Ltd. , Eriko Suzuki Partner, Fresco Capital / Director, Mistletoe , Benjamin Rameau Director, Binance Labs , Alex Shin Partner, Hashed

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最初にセッションの概要を説明します。

Eriko:ベンチャーキャピタルをどう考えているか。半年前に我々がディスラプトしたと言われていたがどうか

Alex:VCによって色は違うと思います。ベイエリアではずっと前からいろいろ投資している。ネットワークは考え方ではブロックチェーンでは様々なプロジェクトがある。ローカライズしたりコミュニティ作ったり。われわれはアジアでベストなものを構築する

Takashi:パネルの中では非常にトラディショナルなVCだが、業界としてはまだ大体60〜70年ぐらい、最初は起業家、アントレプレナーと呼ばれる人たちに投資していた。2000年初頭ぐらいから具体的にキャピタル自体がコモディティになっていった。そこでビジネスモデルが変わってきた。ビジネス開発マーケティングと変わってきた。昨年、新しいモーメンタムが出てきたとも言えると思います。ベンチャーキャピタルモデルが出来つつある。(ブロックチェーン)。何かが大きくなりつつある端緒が見えている。多くのクラウドに対するオープンなアクセスがでてきた。一般的には素晴らしいことだが、VCの問題点でもある。

VCのモデルを次のステップと言っていましたけれどもどういったモデルになるかわかりません。必ずや変わっているとは思います。もっと起業家的なスタイルを入れ込まないと

Benjamin:VCはディスラプトされます。ファイナスラボはVCとしてやっている。エコシステムとしてはこのような中央が必要。VCは中央集権ソリューション。1860年台、ペンシルバニアで石油を見つけてミラクルになりました。石油が病気を治すと言ったり。ICOも同じようなことを言っています。しかし大きな乱高下があって、水よりも石油価格が下がったりとか、市場に石油を出す意味がなくなったと。石油を畑に捨てたりみたいな人も出てきました。ちょうきてきなVCの投資家はエコシステムへの責任は、サイクルをバランス、低く買って高く売るのが基本ですが。

Eriko:創設者の方がたくさんいらっしゃる、VCもクリプトも変わってきている。新しいプロジェクトは何が面白そうですか

Alex:バリエーションはいろいろ面白いですよね、アジアではセカンダリで戦える。どういうふうにエコシステムに貢献するかわかりません、プロジェクトに寄って気づいたのはTire1に入ってきている、多くのクリプトスタートじゃない人たち、高いクリプト知識がないところから来ている人もいる。これだけ早く変わっている中で取り残される人も居る。流動性が必要とかウォレット作らなきゃとか。マーケットが昨日みたいに変わっちゃうと対処が難しい状況に陥っちゃう、テクノロジスタックで分かる人、やりたいことがまだ時期尚早ということがあります?

Eriko:グローバルで何が起きているかわからない人もいるので、グローバルハブに行かないとわからないということもある。素晴らしいのはアジアでも関心が高まっていて我々としてもそれを維持したい。ファウンダーをどのように助けているかとか話したいことはありますか

Alex:アフリカのはなししたら?

Benjamin:赤字なんですけど、ビジョン通り、世の中のためになることをする。アフリカも機会がある。マダガスカルスーダン、銀行がまだ一桁の浸透しか無い、スケーラビリティがまったくないインド中国のようなところ、パワフルな政府、何億人もの人を動員できる、産業パークを作れるわけだが、ブロックチェーンはそれを変えられる。Binanceは世界で一番早く成長していると言われている。アフリカに住んでいてナイジェリアでビジネスをしている、国行く場合には新しい銀行口座を開く必要がある、地元社員を雇わなければいけない、でもブロックチェーンがあれば瞬間的なスケーラビリティと需要さえあればいい。分散化された産業もありですし

Eriko:皆さんが言ってたようなアフリカのスケールのようなところにまだなっていないので対応しようとか、大型な課題をやっていこうと、日本はもう少し違ったチャレンジなのでTakashiさん日本の話してみましょうか

Takashi:VCとしてお客さんの痛みを理解し、ブロックチェーンが活かせるのなら使う。ブロックチェーンを使うのではなくて、そこ。どういった問題を解決したいのか確認したい。VCでもスケールが必要。もっと大きい問題、たとえばフィリピンに会社があって2014年ぐらいからウォレットを作っているが、地元の銀行とプラグインしてみなさんがアクセスできるようにした。最終的には皆さんご存知かもしれないが、東南アジアでは20%〜30%が銀行口座を持っている。でも送金したい。友達家族海外とかに。銀行口座がないので、10%ぐらいの送金コストがかかる。ブロックチェーンなら解決できる。企業が実現して、銀行口座持って無くてもペソで送れるというわけです。講座がなくても受け取れる。そうした世の中かえることがしたい。これが我々が具体的に問題解決として支援したい領域です。

Eriko:申込しどのようにVCが進化してきたか、どのように革新を遂げていくか

Alex:まずHashedは6人のパートナーで構成されている。我々以外の人たちはエンジニアだったりするが新しいアセットクラスを韓国や日本に提供する。たとえばサンフランシスコでもそうだが、シリコンバレーは面白いですね、3年前はブロックチェーンについて話さなかったですから。エンジニアとタッグを組む相性が高い、白コンバレーではいろんなものが移行可能になっている。BaiduもそうですしOSSも、仮想通貨も、いろんなものが移転可能になっている。その中で高速にコミュニティが出てくる。ローカライズ度についてもそうだが、ファンドはミッションは、韓国、東アジアに市場を先導してもらう手伝いをすること。

Eriko:今のVCは日本もそうだと思うが違いがあると思う。皆さんにも機会があると思う、これまでのVCとの違い

Takashi:株式投資と大きく違う、テクノロジに注目しているということ。問題を解決することに軸足を置いている。ブロックチェーンについては開発プロダクトの相性がいい、トークンエコノミーやコミュニティドリブン。VCとしてはこうした新しい日本での取り組み、シンガポールも、上海でも、事業していますがいろんなパイプラインにいろんな事業がある。エコシステム形成にも貢献していくし、様々な活動を通して、エコシステムの構築に参加している。 これまでは企業が成長する一翼を担うという形だったが、全体の、起業家の成長の一翼も担うが、エコシステムの中で担う役割が変わってきている。今我々は新しいプロジェクトが来月始まるが、これも株式投資をするようなVCではなく一緒にエコシステムを構築していくところが違う。日本は市場として重要な役割をまといつつある。様々なチャンスがあるので日本のグローバルなプレゼンスを強めるチャンス。皆さんとも手を携えていけば次のエコシステムを構築できるんじゃないかと思います

Eriko:エコシステムが次だという話でしたがどうですか

Benjamin:同意です。障害にも耐えるものになっていく。ブロックチェーンはいろいろな形で利用できるところがある。PokemonGo?や、多くのものがあったが、多くの市場が分散化してきている。世界を良くしていくには千載一遇のチャンスではないかと思う。友人がフランスに居るが3さんでもIDカードを持っていて13歳までに市民権を得る。IDという考え方を変えていくと思う。非常に重要なポイントだと思う。ブロックチェーンの適用を拡大することで、企業でも適用されたり、草の根にも適用されていく。ブロックチェーンは台帳だけではなく草の根の活動の一分になっていく。開発者コミュニティとも手を携えてやっていきたい

Alex:新しいインターネットプロトコル、韓国でも普及したが、日本でも一様的な社会だが、そのなかでKakaoのようなゲーム企業が、何千のウォレットを普及させている。アメリカじゃこんな事はできない、デジタルグッズの普及という点では韓国や日本は特筆できる。

Eriko:エンタープライズというところでユーザーとして普及を促すこともできると思うができるだけ分散化、グラスルーツにやっていくことは重要だと思うが、適用範囲を広げていくのに有効なことはありますか、普及させるマジックのようなやり方

Alex:一般的なユーティリティトークンはアメリカは低い、一次の基盤的なテクノロジが低くなっている、ニューヨークをみるとだれもインフラの話をしたりしない。そうしたところから適用が始まるのは当然だと思うが、われわれは韓国で消費者市場に目を投じていますが、理解されていない、仮想通貨とは何なのだということ、これをどう考えていくか

Takashi:魔法のようなものはないと思うがAIとかがキーワードになるのかもしれませんね、AIも長い時間をかけて適用を広げてきた。ブロックチェーンもまだまだ時間がかかるのではないでしょうか。加速したいしそれを信じています。今何が足りないかを確認して、デベロッパ的に言うと、ツールさえまだ足りていないので、開発もお金も時間がかかるということになります。1個1個解決していけば良いのではないでしょうか。 我々は開発グループではないですが、コミュニティやエンタープライズとかをやっていますが、そういったできる部分をやっていく、コミュニティを作っていくことじゃないでしょうか

Benjamin:私も自分に投資したいと思うのですが、この部屋にいらっしゃるみなさんは私より賢いでしょうから、日本はビットコインのところで巨大市場になりました。テクノロジは常に日本がリードしてきました。何千物サクセスストーリーが出てくると期待しています。いくつか必ず日本から出てくると思います。Binance.com、Labでやっていることをぜひ読んでください。

Eriko:良いセッションでした、投資家がSTOが次だと、それ以外は言わないというような攻撃的なものではなく、謙遜にエコシステムとしてお互いに役割を果たして、開発者もファンドも頑張っているといういい話でした。もう一つは、アジア、日本が貢献できるということですね。またこれから開発を期待しています。