暗号通貨は、立ち上げ資金融資の新しい手段 ICO として世界中で導入されはじめている。既に何十億ドルもの資金へと姿を変えてきている一方で、障害や詐欺、伸び悩みなどが起こる不確かなエリアでもある。ICOは、従来のVC投資と何が違うのだろうか。
- モデレーター アバサ・フィリップス(Abasa Phillips)/Zilla 創設者兼CEO
- 小林 慎和(Noritaka Kobayashi, Ph.D)/Last Roots 創設者
- マーク・ビヴェンズ(Mark Bivens)/Truffle Venture Capital ベンチャーパートナー
- 私の背景ですが良くない面は触れずに... ドットコムブームで関わってラッキーでしたが残念な状況になりました。それからベンチャーキャピタルのダークサイドに、ほとんどヨーロッパの方でやっていました。いまはブロックチェーンをみていきたいと思っています
- マリナ・チトワ(Marina Titova)/ NBK Group デジタル・キャピタル・マーケット部トップ
- スティーブン・ネラヨフ(Steven Nerayoff)/Alchemist 創設者兼CEO
- Natavudh “Moo” Pungcharoenpong, Co-CEO, SIX Network
[パネルディスカッション]ICO vs. VC
ICOをまずは試すことが大事だと思っている
技術的な面よりビジネス的にやってみようと考えた?
"おみせ"の名前はアジア向けで。投資は株に対してですよ。
波に乗っているトレンドを使っていこうと仮想通貨を考えた。VCもICOもやりたかったが、まずICOからやってみようと
コインの価値はユーザーで決まるので、そのスキームで考えるとICOのほうがより簡単に使えるかなということです。
トレンドだけをみてきましたから、ブロックチェーンは世界を変えていく中でよりアピールに繋がるものだと思った。どうしたらユーザーをもっと集められるか、そう考えた時この市場に入っていくことが良いと思った。
現在は投資はしておりません。近年はパートナーたちから迫られたら必要になるかもしれません。3年後ぐらいになってから振り返ってから投資をしたと見れるのでしょうね。
いまベンチャーキャピタルの資金調達は大変パートナーシップが限られています。
実際にトークンへの投資ができない。ヨーロッパのベンチャーキャピタルはとりわけそういう状況にあるわけですね。どのような形で投資をするのか、株をトークンに変換してということもできるので、制限されたパートナーシップに関してはトークンの話も入れて変えていこうと話しています。
ICOを追求していくことは大切だと思っています。
テクノロジーがどのようになっていくか
資金調達は2, 3年前は難しかった。シリコンバレーの企業しかできなかった。ICOでそれは壊された。
VCが完全にトークンへの投資にディスカウントがされて、株がトークンに変換されたりということがあったので新しい資産クラスという理解が始まっているのだと思います。
Ethereumはホワイトペーパーがでて2,3週間で評価が済んだ。ブロックチェーンというのは本当に素晴らしいものですので。
テクノロジーが重要だった。
VC vs ICO
両方やりたいものですね
ICOは恐らくよりパワーが有ると思いますが、実際に上場された方いらっしゃいますか?ICOは私がみてきた中では一つの枠組みとして用意できて、VCは長期的なメリットが有る
幾つかのマイルストーンができなかったとなれば、それは我々の会社の方でやっていたということになるのです
機会が広がっている、資金調達に対してまずやってみて、ノルウェーやデンマークがやってきたやり方ですね。運用経験が高いドルや円で、ノルウェーのようにやってベネズエラのようにはやらない
流動性があるということですね。しかしそれがあることで障害もある。他の方がその方のコインの価格を見ている。VCは10年間で上昇していくだろうという味方ができる。我々の観点としては底から利益を撮ろうとは思っていないだろうという見方をします。流動化させることにリスクはないわけです、誰も求めていないですから。
トークンは長期的にホールドしたくない、VCファンドは長期ホールドしようという傾向がある。
VCの影響を受けたくない経営者もいる
強制的な関係をVCと築くことが一番だと、ICOする場合には。VCの一番いいところを取って活用する。エスクローに入っているところとか、マイルストーンごとに資金が提供される、マイルストーンを達成したら資金が回るというのが一番いい形だと思います。
いっぺんに資金を渡してやれというのは活力などが生まれないと思っています。
そんなに大きなインベスターは東南アジアにいません。
ICOには色んなやり方があります。シリーズBとかもあります。投資家の考え方も様々です。
シードマネーを得る、資金をもっと調達するためには、ICOのエコシステムをタイでやることはプラスであるときもマイナスであるときもあるわけですが、どのくらいのお金が必要化によって様々なんですね、意見も。
市場はプライスディスカバリーがうまくできていないと思っています。価値あるトークンを作るためには、なんのためにあるのか、どう使われているのか、アクセスするのに何が必要なのか、全部考えないといけない、トリックもいろいろあるわけですが、理解している人は僅かだと思っています。
市場にはいろいろなアセットクラスがあって、アセットごとにプライスディスカバリーも異なるわけです。
私もトークンセールをしましたが、Stomeトークンでしたが、従来型のソフトウェアの会社でエクイティもよくあるソフトのパターンを使っていました。複数の投資家を戦略的に組み込んでいました。戦略的にうまくやっていた。
メンタリングも重要です。その人達にエクイティを売って(ICOやっている最中に)、でもエクイティは戦略的に受け入れてくれるものもあればそうでないものもある。
トークンホルダーは気づいたら居なくなっていることもあります。不安定なものです。
VCはICOをやることを前提にお金をくれたんでしょうか
VCとICOは、ICOになると公的なプレッシャーが発生し、VCだと内部のプレッシャーがあります。期日がある。内部圧力があって、ファンドから資金を調達する前にチームを固める必要があります。期日がわからないこともあります。そうすると内部のプレッシャーは増します。
600万をICOで得たのですが、広告プラットフォームを建てるのは9ヶ月かかりました。
外部のプレッシャーはc0banの価値が上がるのを待っているわけです。両ばさみになります。それがあると、プレッシャをなくすためにVCと交渉もしましたし、私の会社で資本金とかをみてくれず、シードランドカンパニーというところしかみてくれませんでした。
VCの方が苦しかった。
外のプレッシャーがあったので戦っていて、開発を負えられるようにメンバーを増やそうと頑張りました。
後悔はしていますか
後悔していません、やれるならもう一度やりたいと思っています。
QA
プロジェクトが調達する金額は誰が決定するか、どのくらいが調達すべき額か
どのくらい調達するか、従来キャピタルマーケットの考えに基づいて居ます。そうすれば見比べたりクリアにできます。
このスペースエコシステムではそれがやりにくいです。情報が綺麗に集まらないので。結構し進んだ会社はこれまでのICOをみながら、研究開発にどれくらいかかるか、何人必要なのかから考える
どのような会社がICOすべきか
目標環境VCマーケット、どこを狙っているか次第。
どういう種類の会社かというとトークンのユーティリィティの機能をみないといけないし、私がこれまでみてきた企業のICOはERC20のトークンでやっています。まずはNative型のトークンが必要なのか、十分なのか、に対する答えがNoなら目標は達成できないだろうと思います。
セキュリティトークンをVCに発行することは実務的なのでしょうか、それは経験上良いことなのか悪いことなのか
証券法は厳しい。
ICOをやる前にきちんとした商品を作る、その次にサービスレベルプロダクトといえるものなのか、最前提で考えなければ成功なんてありえません。
IPOは減っていくと思いますか
ICOとIPOを比べると、大きなトレンドはあります。アメリカのテックIPOでは。
我々も一つSecurityTokenのプロジェクトをいしていますが、会社としてはIPOの方針です。
増えている会社の特徴として、ミニIPOと呼んでいるものが増えています。