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Primas #techain 【ALIS×Primas×Steemit】コンテンツビジネスにおけるブロックチェーン活用事例

techtec.connpass.com

グローバル戦略担当VP Yuqian Lu 氏

上海復旦大学にてコンピューターサイエンス学科卒業後、同大学の心理学修士を修了。
ミクロ経済学や経済体系の設計に詳しく、セカンダリーマーケットに関する仕事を長く従事し、資本市場について豊富な知見を有する。

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Primas(プライマス)

我々のビジョンを簡単に紹介すると Restoring Health to the Internet インターネットの“健康”を取り戻す です。現状のインターネットの課題をブロックチェーンの力で解決する。

インターネットが直面している課題

医療系のコンテンツ、当時の運営者はいかに検索上位に入るかで、マニュアルに従ってたくさんの記事を書くひとを雇って室の悪いコンテンツが大量に生産された。コピペ(著作権侵害)を行ったりもした。

WelQは閉鎖されたが、それだけの問題ではない。検索エンジンなどにも責任はある。

我々が考えるブロックチェーンの技術を使ってこれらをどのように解決するか、1つ目は分散型ということで、中央集権型のGoogle Facebookなどの大きな会社がインターネットを支配する現状を、信頼性のある分散型のシステムを構築することで、大手と戦える武器になるのではないかと思います。

IT業界の方が今日は多いと聞いているが、インターネットが最初にでてきたとき、P2Pで一人ひとりのノードで、同じ権利を持っているという当初の姿が本来の姿だと思っている。いまは一部の企業がリソースを持っている。それをブロックチェーンの力で分散型にしていく。

プラストークンがとても大切だと思っていて、トークンのインセンティブがなければやる気が出ない、こうした構造を良くするという人が集まらないという問題があるので、ブロックチェーンを武器にして我々がやるところじゃないかなと思っている。

とはいえ、ブロックチェーンがいろいろ出来ると行ったが、我々にGoogleFacebookの代替ができるかというと、小さなベンチャーなので、いきなり勝負するところではないと思っていて、根幹からやり直していく、DTCP分散型トラストコンテンツプロトコル、というのを中心にプロダクトを作っている。

デジタルコンテンツ DNA(投稿時間、クリエイター情報、修正履歴...)→ ブロックチェーン 双方向性のリンク(コメント、転載、引用...) → インセンティブ

DTCPの概要を簡単に説明すると、Webの問題は、すべての情報が、データの種類が足りないということだと言える。 何が足りないかというとメタデータ(データのデータ)。コンテンツが作られた時点のことを証明する情報....投稿時間、クリエイター情報、修正履歴...のようなものを、暗号化技術を使ってブロックチェーンに書き込む。そしてそのアドレスをDNAのようなものとして使って、インターネットに拡散するという形を考えている。 メタデータだけでなく、リンクも。リンクは今までインターネットでハイパーリンクでしか実現しなかったが、人がリンクに対してどのような思いを持っているか、内容が事実化の評価のようなものはそこには入っていなかった、そこは誰も今までそうした情報をコンテンツに書く人は居なかったとおもう。そこはブロックチェーンインセンティブで、ちゃんと報酬を上げて、コンテンツのデータをもうちょっと増やしてもらえるように、リンクの部分をDNA(チェーンに記録する情報)のなかに取り入れている

これでどういうものが出来るかというと、例ですが、(肺結核についての記事2つがスライド上に並んでいる)

実はコンテンツがコピーされている。一般のユーザーは、いつ作られた情報か、信じていい情報か情報がないが、DTCPを使うと、

Content created at : ・・・(ある日付)
Found a similar post that created at ....(もっと過去)

といったアラートが出てくる。似たコンテンツが他のサイトに投稿されていますよ、これはオリジナルのコンテンツではありませんよ、という判断はできるようになる。一つの応用例です。

去年 Ethereumを作ったVitalik Buterinという素晴らしいエンジニアについて、事故で亡くなりましたというフェイクニュースが流れていた。

http://archive.is/k89Nvarchive.is

同時にEthereumの価格が下がって、自身が、Twitterで生きているよとツイートして価格が戻ったという事件があった。

いつ書かれた記事か、そして使っている写真がいつのものか、もっと過去にどこかで使われた写真であればユーザーが気づくことが出来る。

そして、他の人々がジャッジした、偽物の情報だということがコンテンツのメタデータに付与されてインターネットに広がっていく。

DTPC Primas DApp

アフィリエイト広告に依存せずトークインセンティブの仕組みでクリエイターだけでなく、良いコンテンツを拡散してくれるユーザーにも報酬を与える。

DTCPによって記事自身の信頼性も担保される。

報酬の計算は、どれだけいいねを付ける人がいるか、コメントが付くか、他に転載されるか、によって報酬が高くなっていく。

アルゴリズムではなくてソーシャルリコメンデーションという同じ興味のグループでまとめて、サッカーが好きな人にはサッカーに関するコンテンツが沢山流れたりする。

Ethereumを使っているが、大規模なユーザーをサポートしたアプリは今までなくて、うちの目玉でセカンドレイヤーを使っていて、仮にユーザー数が100万になってもサクサクと動作する。

メディアサービス “原本”

もう一つのDTCPに基づいたアプリ、著作権保護のプラットフォーム、興味がある人は後ほど聞いてください