髙橋 信行 氏
株式会社博報堂DYメディアパートナーズ ビジネスイノベーション局 dApps事業推進担当
2016年株式会社博報堂DYメディアパートナーズ入社。メディアプラナーとして3年を経て、2019年より現職。 新規事業の一環としてdAppsプロダクトの開発に携わる。「ゲームを遊ぶことが価値になる世界の実現、Play to Asset」をミッションとして掲げ、dAppsの世界を広げていくために広告会社だからこそできる事業を提案し、確実に実行していきます。
博報堂DYメディアパートナーズは「ゲームを遊ぶことが価値になる世界、Play to Asset」をミッションとした、プロダクト開発チーム「PlayAsset」を設立しました。そして、dAppsゲームを普及させるためのプロダクト開発を日々、熱量を持って取り組んでいます。本セッションでは、博報堂DYメディアパートナーズが考えるdAppsゲームの課題感と開発したプロダクト概要をご説明させていただきます。
「ゲームを遊ぶことが価値になる世界、Play to Asset」を目指す博報堂DYメディアパートナーズの戦略
デジタルデータが2000万円で売れたということに興味を持った
仮想通貨は一つの使用用途。
とは言えマイクロペイメントとか存在証明といっても分からん。
一言で表すと、
インターネットと真逆の文化。
リツイートすると情報がペーストされ拡散していくのがインターネットの革命。
ブロックチェーンはデジタルデータをコピーできなくする。
コピーできなくすることでデータに希少性が生まれ、希少性が資産として認められるようになってきた
これをゲームに応用したのがブロックチェーンゲーム。
世界に1体しかいない猫が2000万円で売れた。
ブロックチェーンゲームの中のキャラクターが資産化する=ゲームを遊ぶことが価値になる
経験値が溜まってレベルが上って、つよいキャラを欲しい人はいるので、売ることができる
ゲームの中に経済圏ができて、ゲームの中に職業ができる。
ダンジョンから珍しいアイテムを取ってくる人、その売買をする人、それを使って冒険する人
居酒屋でサラリーマンが資産運用の話をするんじゃなくて、副業で「勇者始めた」と言い出す世界が来るのではないか
世界に1枚しか無い伝説のXXみたいなことをゲームの中でも実現できる。
また、資産を売却すると新しいゲームに再投資できる。
その世界に入ると価値として残らないゲームがなかなかできなくなる。
ドラクエの中の勇者の剣を、別のゲームに持っていって、それを使って戦うことができたり。
ブロックチェーンゲームはいろんなアセット、IPがあるなかで、それらを使うとどうすると面白くなるかというところが勝負になると思っている。
コピー禁止が何を生んだか
2次流通市場
現実の二次流通市場はヤフオク2400億、メルカリ1289億
デジタル世界の二次流通はまだプレーヤーが存在しない。
ヤフオクやメルカリより大きくなる可能性。
ヤフオクやメルカリは宅急便でものを送らないといけないのは大変。デジタルコンテンツではそれがない。
流通可能なコンテンツが日本には山ほどある
デジタル二次流通市場が同進化していくか真剣に考えていく必要がある。
口火を切るのはゲームだと思っている。
資産として残るゲームと残らないゲーム、残るゲームをやりたいと思う。
まだクオリティが高くはないが、時間の問題で上がってくる。
ブロックチェーンならではのゲーム性を突き詰めることでソーシャルゲームとかより面白いという人たちは増えてきていると思っている。
やってみようかなと思った方はぜひ相談してもらいたい。
ガバナンスのところでは引っかかりやすいと思う。
我々も大きい企業なので石橋を叩きまくりながら進んできた。
相談していただければ有意義なディスカッションができると思っている。
我々は、未来を発明する会社。
評論家になりがちという部分もあるので、予想だけでなく、手繰り寄せるような仕事をブロックチェーンの領域でやりたい
ゲームを遊ぶことが価値になる世界がかならず来ると思っている
われわれのリソース、お金やIPコンテンツを業界に投入する
ブロックチェーンゲームが4,5年後どうなっているか、ではお金になるのはなにか
著作権をブロックチェーンで管理するIP Ledgerを開発している
ソーシャルゲームは2,3年立つと大きなゲームブランドが入ってきた。
そういうことがブロックチェーンでも起きるかなと思っている。
2次流通市場があると著作権が問題になる。
そこを解決する仕組みを今から作っている。
ハッカソンやるよてい
IP Ledgerはおもちゃ箱。自由に組み合わせてゲームを作ってもらう。