脇坂 茂明 氏
株式会社ビットポイントジャパン - 執行役員,CTO
前職はGMOクリック証券/GMOフィナンシャルホールディングス株式会社にてCFD,海外FX事業立ち上げ、ネット銀行フロントシステム構築など、アーキテクトとしてシステム構築に従事。今年の4月からビットポイントに参画し、サービス全体の開発・企画・運用を統括している。
私がビットポイントに参画して半年が経ちました。色々な事が起きた中で、現場で感じた事や、現在の状況を伝えられればと思います。また、今、取り組んでいる新しい取引所やブロックチェーンを基盤にしたサービス開発など、未来の日常への一歩もお伝えできればと思います。単なる仮想通貨交換業者ではなく、仮想通貨交換業を登録しているテクノロジー企業として、これからのビットポイントを知っていただけたらと思います。
ビットポイント の今までとこれから。
98年ぐらいからフリーランスエンジニアとして10年間、シンプレックスで金融と関わるきっかけとなり、クリック証券のシステムにはいり、2012年GMOフィナンシャルホールディングスに所属を変えシステムを内製、CFDシステム構築や海外CFD事業立ち上げ、GMOあおぞら銀行システム構築
2019年4月からビットポイントジャパン
ブロックチェーンにどんなところで関わっているのかを説明できればと思います。
4月に入社してからいままで、中に身を置いた身として、お話できれば。そしてこの先に私達が大切にするもの。
4月入社前
(システム部門?)正社員3名、業務委託5〜6名
外部委託依存がすごく強い会社
その中で仮想通貨取引所サービス、日本以外の海外にも展開中。取り扱い5通貨のノードも自社で立ち上げて頑張って管理中。
ちょうど、一昨日もCashのハードフォークがあったが、自分たちで対応している。
※来月どうなっているか
システム部署正社員10名、業務委託30名に強化。
GMO、DMM、SBI、QUOINE、楽天証券、SQUARE ENIX、FAST RETAILINGなどから集まった
ビジネス部門もHuobi, bitbank, JPMorgan
FXっぽさがあるがそれなりに仮想通貨に関わる人達が集まる形になっている。
5−6月
秋に向けて設計に勤しんでいた時期。私も入社させていただいた。
7月
21:XX過ぎ、最初のアラート通知を受ける
チャット・電話・対面で会話を始めつつ状況確認、2時間以内にほとんどの役員以上が集合し顔を突き合わせて情報共有、影響範囲の極小化、アクションプラン検討を行っていた
朝には対策本部設置、主管部署、主担当者があつまり迅速に対応、あとは新聞、メディアの報道の通り
自分たちでシステムを作って運用していくが、それだけでなく業務も一緒に行っている。
ビジネス部門とシステム部門が一緒になってサービスを提供している。
どちらかが間違っていたと言うよりは、業務設計、システム設計で全体として甘かったところもあったかもしれない。
こういったところをきちんと出来ていれば違った展開になっていたかもしれない
人×システムで成り立っている。
いろいろなもので自動化されていてリカバリできるようになっていても、人がブロックしてうまく働かないことがある。
逆に、人がよく訓練されていても、システムに漏れがあるとうまくいかない。
両輪で成り立っている
弊社、100人ちょっとの人数で成り立っていた、10ぐらいの部署に分かれていた。
組織間
この事件が起きて対策本部もそうだが、全員集まってディスカッションしてほうこうせいしてというところは、不適切な表現かもしれないが、ここまで会社は一つになれるのかと感じられるぐらい集中できたと思っている。
企業間
先輩2社から激励のメールや差し入れを頂いて大変感謝している。
まだ完全再開までまだたどり着けなかったが、進めていくと再開にたどり着けると思っている。
システムだけじゃないよという話もさせていただいているが、ビットポイントジャパンはシステム部だけでなくいろいろな部署が関わっている。
技術力が高めなブロックチェーンでも、ビジネス部門の人がものすごくブロックチェーンを意識しながら関わる。
Blockchain Explorer、chainalysisなど
ブロックチェーン書き込みが終わって承認がいくつついたとかアドレスが新しいとか古いとかを、エンジニアだけでなく業務部の人たちも意識して業務を回している。
これからのビットポイント
選択肢を増やす、明日を新しく
リミックスポイントでやっている事業
それぞれブロックチェーンに関わっているわけではないが、事業ありき、技術を利用しながらより良くしていくことを中心に取り組んでいきたい。
もっと加速するために、スピードと変化への弾力性を得るために、内製オンリーでやっていくには難しい時代(時期)になってきている
企業、コミュニティ、個人、社会人、学生、ニート、いろいろな方々と協力していければいいなと考えている。
深いことはお話できなくてごめんなさい
ご清聴ありがとうございました。