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Web3 Future 2023 基調講演 衆議院議員 自民党Web3PT座長・平将明氏

www.web3-future.jp

基調講演

衆議院議員 自民党Web3PT座長・平将明氏より

「Web3からAIへ」ではない、相関しながら発展するもの

Herという、世界に一人だけのAI彼女の映画があるが、もうChat GPTでできる。

ja.wikipedia.org

新しい技術を使ってみるのが大事で、何ができそうか、どんな悪いことができそうか、イマジネーションが大事。なんかわからない危ないとなるとすぐ規制しようとする。それでは良くない。法律の知識も必要だが、テクノロジーがどう転んでいくのかのイマジネーションが求められている

Web3 PT作るときも骨太方針作るときも政府からWeb3という言葉を入れたくない、デジ庁はTrusted Webというのをやっている。我々は成長戦略を作るときに民間がワクワクしないと成長戦略にならないのであえてWeb3と言った。Web3、Web3.0、web3.0、表記も諸説ある。

ブロックチェーンベースでNFTが出てきたり色々な用途に使えるようになった。全体を回すためにDAOが出てきた。Web3条出回る組織のみならず株式会社やストックオプションに次ぐインセンティブ革命、その先にメタバースや金融のDeFiがある。DeFiは金融のレギュレーションにはめれば、そこは実装しやすい(!)。それらを含めて我々はWeb3と呼んでいる。

今回G7でも規制一辺倒のG7になりそうだったがわれわれのチームがWeb3ホワイトペーパー出しているので、議長国がこれだけ前向きなのに規制一辺倒にはできないよねということで規制一辺倒にはならなかったと聞いている。

日本のアドバンテージは4つほどある

安全な交換所。アメリカのFTX事件があったが、我々PTメンバーはスペシャリストが揃っていて金融も詳しい。FTXみて、あれは昭和の金融事件。分別していなくて子会社で投資に回してしまった。あれはブロックチェーンの本質になにか決定的な影響を与えたか、なにか顕在化したかと言うとそういうことはない。FTXはJapanにもあったが金融庁がしっかりしていた。MtGOXもコインチェックの流出事件もあり、FTX Japanは顧客資産はコールドウオレットにあったし法定通貨は信託されていたと聞いている。金融庁も事業改善命令をいいタイミングで出した。Twitter上でアルWeb3創業者がFTXを救済するしない、やっぱりしないと言った瞬間に保全命令を出していた。厳しすぎるという話もあったが一周回って安全だというところになった。

あとはステーブルコイン。メガバンクグループからもベンチャーからも出てくる。さらに大変有名な会社からも出てくるのではないかと言われている。本当にステーブルなステーブルコインがちゃんと出てくる。 今まで暗号資産でしかDAOにしても何にしても回らなかったところがステーブルコインが入ってくると堅い、真面目な、日本に向いたエコシステムができると思っている。

3つ目は地方創生にかなりWeb3が活用されている。

4つ目は手前味噌だが自民党を中心に、というか自民党しかいないと思いますが、イノベーションに理解のあるLawメーカーがいる。世界は進んでいると皆さん思うかもしれないが意外とわかっていなくて、我々は世界の中では話の通じるLawメーカーの塊が日本の真ん中にいるのは利点だと思う。

ふるさと納税で色々な活用事例が出てくるだろうと思うし、NFTはデジタルアートにものすごい値段がついたと話題になったが若干違和感があった。アナログな価値、伝統文化食管区体験マンガアニメポップカルチャーの価値を最大化するために使えるだろうというところに関心がありました。

ニセコの15分早く乗れるチケットを2000円(といっていたかな?記録自信なし)で出してNFTにしたら9万円になりました、誰も踏んでないパウダースノーを踏めるならその勝ちはあると思うが、転売した人だけが儲かるのではなくてスキー場も儲かる形にできる。日本は値付けが下手だが世界価格に引き直すことができるのではないか。

4K8K12K映像をデジタルアートにして販売する事業をこの前聞きました。水墨画みたいな繊細な、光の下限で見え方が変わるかもしれない、そうした繊細なものをデジタルで再現して権利処理をして500万ぐらいで売る事業もある矢に聞いている。こうしたものはNFTにして世界で関心を持つ人々がいるので、日本の刀剣とか色々なものに関心を持っているわけで、こうしたものをグローバル価格に引き直したり、本格的に日本文化を発信するマーケティングがあっても良い。私は個人的にはエヴァンゲリオンなので、昔はセル画があったが今はデジタルなので、デジタル原画をNFT化するのも日本のポテンシャルを発揮すると思っている。

ウォレットとマイナンバーカードを結びつけて、マイナンバーカードで支払いもできるし暗号資産も受け取れるしNFTも受け取れるという技術が出てきた。いま公金受取口座でバタバタしているがウォレットでできれば何も問題ないし、ブロックチェーンとか意識せずにマイナンバーカードを結びつけるUIUXが実現されているので注目していきたい。

残り時間、必要事項の伝達をしたい。税制改革。

自社発行自社保有のガバナンストークン、渡辺聡太さんがシンガポールに言ったきっかけの税制は去年の改革で決着を見た。今年は他社発行の時価評価をどう外すか、短期目的以外のガバナンストークンをどうするかというところ。今日閣議決定される新しい資本主義実行計画に書いてあります。最後政府とぎりぎりやっていてどうなったかわからないが、載っているはずです。

監査法人が監査してくれない問題は我々PTで話を伺い、金融庁が手動してラウンドテーブルを作って公認会計士協会と事業者団体と金融庁経産省で話をして、お互い五階があったところもあると思いますので、それぞれがガイドラインを出して解決に向けて進んでいるところでございます。

新規トークンに時間がかかる問題は事業者の皆様のご協力を頂いて非常に成果を出していると思っている。

LPSの投資対象に暗号資産を加えるという問題、これも新しい資本主義実行計画に記述されていて論点整理して来年法改正に向け取り組んでいく。

DAOの法制化は議員立法で取り組んできましたが、既存法律で金融庁、経産省とやってきましたが今国会には間に合いませんでした。DAOの特徴を殺しては意味がないので、そこを考えながら次の国会を目指していく。

アメリカはかなり感情的に規制に走っている。我々はブロックチェーンの本質的な機能に着目して活用していく。メタバースでもトークンエコノミーがビルトインされないと今までのゲームの世界と同じ。税金と規制のデザインは我々の役目、その辺を私達がやっていきたい。

日本のクリプトウィンターは暖冬と言われているが、一周回って日本が戦闘に立てるように制作を前に勧めてまいりたいと思います。

今回のカンファレンス成功をご記念させていただいて冒頭の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。