Himotoki、Carthege、ReactiveCocoaなどを開発するikesyoさんです。
Swiftはこの2年のうちに非常に人気のある言語になり、いまやオープンソース化されました。エコシステムは日々拡大しており、Swiftをサポートするサービスが出てきたり、多くの開発者向けツールがSwiftで書かれています。講演ではそういったツールやサービスを紹介し、それらを使ったり、貢献することをお勧めします。大きなチャンスです:-)
株式会社はてなで働いています。京都に住んでいます。はてなブックマークのiOSアプリ開発をしています。日本最大のソーシャルブックマークサービスです。
オープンソース・ソフトウェアのせかいでHimotokiの作者、ReactoveCocoaコミッター、Carthageの管理ツールにも関わっています。CarthageにはReactiveCocoaが使われています。またほかに依存ライブラリのメンテナンスもしています。
本題に入る前に、1月にチケットが完売しました。今日多くの人に来ていただき嬉しいです。準備頂いた皆様、来場者、スタッフ、ボランティア、全ての関係者に感謝します。
Swiftのオープンソース化
Swiftがオープンソース化され3ヶ月がたちました。 Swiftリポジトリには1500近くのプルリクエストが集まりました。
Open source Swift は明後日にも発表があるので楽しみにしましょう。
Swift 関連のサービス
Web上でソースを共有できる。Linux版Swiftが動いている。
Herokuで動かせる
IBMからKitura, サーバーレスアーキテクチャが発表発表されました。SwiftPackage Managerも。
SwiftDocというサイトではSwift標準ライブラリのドキュメントを閲覧、サイト生成用のプログラムも公開されている
CI
Xcodeを利用しSwiftプロジェクトのリリースに利用できる。 Travisでは自分の端末をビルドに設定し、Lunux用Swiftもビルドできる。
コードカバレッジ
HandCIでのSwiftサポートはつい最近から正式サポートとなりました。SwiftLintが利用されています。
まとめ
沢山のサービスが既に有り、オープンソースでできていて、サービス自体がオープンソース化されています。
Swift関連の開発ツール
パッケージ管理ツール
Carthageというのがあり、私はこの開発に携わっています。
おなじみCocoaPodsも
仕事でお世話になっています。
SwiftPackageManager
Swift3後に正式版になる予定、Swift向けツール開発者はすでに対応を始めています。
Swift と Xcode
SwiftLintにはこの後発表のJPさんが携わっています。
リソース管理
画像やストーリーボードを文字列で触るのは不安になります。それを解決するツール
テスト
QuickもSpectreもBDDのテストフレームワーク。
こういったオープンソースに貢献することについて
気に入ったら、まず使う、使うと開発者は喜びます。そしてスターを付けましょう、SNSで共有しましょう。
使っていて気になったらIssueを立てましょう。 開発者としてとても助かることです。バグ報告は再現手順や、どのように使っているか、画面キャプチャ、ログと一緒にレポートするのが望ましいです。
使っているうちに他のユーザーの質問に答えられるようになるかもしれません Issueやスタックオーバーフローで回答してあげることも良い貢献です。
そして最後のステップ、プルリクエストを投げてみましょう。
タイポの修正、バグの修正、ドキュメントの翻訳も貢献することになります。
Swiftは世界中からの多大な貢献で成り立っています。ぜひそのエコシステムやコミュニティに参加してみてください。
日々拡大するエコシステムに、いま、参加する大きなチャンスです。
質問
最近で新しく貢献したいライブラリはありますか
まず一つには、まだ何もできていないが、AppleのSwiftやSwiftFoundationに貢献していきたい。なかなか時間が取れていないが。チャレンジしたいと思います。
スライドの中で、ソースキッチンのライブラリの話が出ましたが、Githubのアダム(atom?)ソースエディタと使えるようにパッケージ化するということはされているでしょうか
通訳をつけていなかった。もう一度m(_ _ )m リポジトリの上では、ソースきっとデーモンでコード補完するテキストエディタのサンプルが公開されています。
Himotokiなど、利用しています。CocoaPodsは使ってもらえると、cocoapods.orgで統計が見られるが、Carthageにはそのような機能はあるか?
中央集権型管理ツールではないので、このパッケージが使われたという情報は管理されていない。Githubのリポジトリでは、パルス、で、そのライブラリがどれだけクローンされたかが見られる。そこで人気の目安にはなると思う。ビルド済みバイナリの配布は数字は見えない。
ではStarすることが必要ですね
僕もStarがつくと嬉しいです。
パッケージマネージャについて、いま3つあがっていますが、今後、どれが生き残るのでしょうか。予測を聞きたいです。また発音としてCarthageはカルタゴなのかカーセージなのか。。
パッケージマネージャのツールとしてXcodeのプロジェクトを生成するようなツールをSwiftPackageManagerで提供していくという話がありました。Xcodeとの統合のファーストステップとして予定しているようだが、将来的には更に進んでXcode側が拡張されてSwiftPackageManagerを直接扱えるようになるというのが目標のよう。SwiftPackageManagerがスタンダードになっていくと思う。将来的にはCarthageは必要なくなると思われて、寂しいです。SwiftPackageManagerはまだプロジェクトファイルを生成するようななっている段階ではCarthageも生き残っていくと思っているし、CocoaPodsも手間がなく便利なツールでまだまだ使われていくと思う。
ふたつ目の質問、自分も発音はどちらか迷っているが、カルタゴと言って、こういったツールを思い浮かべるのだろうかということで、カーセージ("パッケージ" 由来である)というのがいいだろうか、と思いますが、カルタゴの方がいい安いのでしょうか。
(会場で手を上げて投票、割れる。)
好きな方で呼んでいただいて良いのではないかなと思います。
そのものに携わる @ikesyo さんが「カーセッジ」「カルタゴ」と読まれているのを見る限り、どちらでも自信を持って発音すれば良いみたいね。 #tryswiftconf
— 熊谷 友宏 (@es_kumagai) 2016年3月2日
「まず始めてみるOSS貢献 Swiftのエコシステムに飛び込もう! #tryswiftconf」をトゥギャりました。 https://t.co/HF5DOw4Yaq
— トゥギャッター開発まとめ (@tg__dev) 2016年3月2日
Today's my presentation slide is here https://t.co/aDfa75GKN0 #tryswiftconf
— Syo Ikeda / いけしょー (@ikesyo) 2016年3月2日
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