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0x - 分散型p2p取引所のためのプラットフォーム | BlockChainJam2019 14 #BCJ2019

Theo Gonella 氏

0x - Product Manager

2019年7月に0xに参画し、0xプロトコル開発推進に従事。前職ではFacebook広告チームにてプロダクトマネージャーを担当。2014年以降におけるFacebookグローバルセールスチームの業績向上に寄与。エコール・サントラル・パリおよびパドヴァ大学卒業。

ブロックチェーンによって「価値」のトークン化が徐々に進行してきています。ここにおいて0xは、パーミッションレス(誰でも参加できる)かつp2p型、さらにノン・カストディアル(資産非管理)で仲介業者不要のトークン取引所を構築する上でのパブリックインフラを提供します。ディベロッパーとしては、0xを活用して最先端DeFiアプリケーションやトークン化された各種グッズの取引所といったプロダクトを実際に開発することで、 最新のマーケットプレイス型アプリケーションを構築する上で必要な流動性を確保することが可能となります。

0x - 分散型p2p取引所のためのプラットフォーム

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電話、インターネット、SNSの共通点は?

いずれも素晴らしいパラダイムシフてで生活を変えました。

技術だけで生活を変えたのでしょうか

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テクノロジー、プロダクトマーケットフィット、ネットワーク効果でパラダイムシフトが生じた。

ブロックチェーンが無視できない要素ばかり。

0xは価値のトークン化に着目し始めました。

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これらの交換は仲介者無しで実現するべきだと思います。

物を目の前で交換しているのと同等でなければならない。中央がコントロールしたり検閲するものであってはならない。

トークン化された世界で自由に価値が流通する世界を作る

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技術

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0xは分散取引所のために開発したものです。Open Order Bookがオフチェーンにあります。

取引所の当事者が合意し、サインし、オーダーをパッケージします。

これはオフチェーンで起きています。

合意形成された後にその注文はオンチェーンに送られます。

カストディなし、分散型になっています。どのようなトークン取引も、ERC20、NFTに対応できるものになっています。

どのようなマーケットにも対応できるものとなります。

背景ではこうした事が起きています

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オフチェーンの注文がパイプラインに送られます。

ERC20のアセットプロキシを通して交換が行われる

柔軟性がありアップデートも可能

2017年以降0xにおいて、何億というトークンの交換を行っています。

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カードの交換にも使われている。

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分散型取引所を作るのは90年代のWebのようなものです。テックスタックが十分ない。

ワンラインの体験化しようというもの

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価格よりもシンプルであることの重要性が高い。マーケットフィットはここにある

ワンラインの流動性APIに注力しようと考えています。

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これらの技術でノードは軽量化されモバイルでも走らせることができるようになる。Winnyのようなもの。オーダーの分散化に使われている。

分散化された取引所のリクイディティはプログラマティックに活用できる。

オーダーを満たしエクスチェンジで交換するだけでなく例えばトークンの貸し借りができ証拠金取引が可能になる。

Network effects

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マーケットプレイスに置いてはリクイディティプロバイダーと消費者がいる。

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リクイディティプロバイダーはトレーダーに良い価格で提供しなければならない。一方プロバイダにも良いビジネスにしなくてはいけない。

分散すると良い価格形成ができない、フロントランニングというのがある。流動性提供者が不利になるもの。最低ボットがトランザクションをみてマイナーによりトランザクションを支払い取引を成立させる。

良い価格が提示できなくなるため提供者にとって問題です。

マーケットのインテグレーションには障壁がある。過去数ヶ月取り組んできた

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フラグメンテーションを回避するためにインセンティブを導入したい

trade execution, coordinationにも取り組んでいる。

APIは分散化された取引所のプロトコルのベストプラクティスを参考にしたい

トレーダーはプロトコルフィーを支払う

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いまのオーダーをフィルさせるのに必要な分。

Market Makerへのインセンティブになる。

どうして0x Stakeと読んでいるのか。新しいトークンエコノミクスを導入することになるから。

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このように取り組んできました。

メッセージをお伝えしたいともいます。

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プロダクトマーケットフィットとネットワークエフェクトを忘れないようにしていただきたいと思います。

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