分散型取引所は、中央集権型取引所で現在抱えている全ての課題を解決してくれるだろうか
- Moderator: Masa Keith Nakatsu
- ロイ・ルー(Loi Luu)/Kyber Network 共同創設者兼CEO
- ファビオ・カネジン(Fabio Canesin)/NEX 共同創設者
- Katsuya Konno, Chief Financial Officer, Quoine
[基調講演]分散型取引所
Moderator: Masa Keith Nakatsu
分散型取引所の課題について、日本でも特定の課題がありますし、どのように解決するか、ということでお話をします。
ロイ・ルー(Loi Luu)/Kyber Network 共同創設者兼CEO
セキュリティー、ユーザービリティーを分散取引所で提供する
ファビオ・カネジン(Fabio Canesin)/NEX 共同創設者
ハイブリッド型取引所。スーパーハイパフォーマーもある、現在、未来のシステムを繋げられる、機関投資家、リテールも
Katsuya Konno, Chief Financial Officer, Quoine
日本の取引所、9月に許認可を受けて運営している
取引所の一番の問題は?
一元化された取引所の問題はハッキングです。
ハッカーとイタチごっこになる。コインでセキュリティを強化することに力を入れています。
社内のコンプライアンスも必要、ハッキング、そして内部の犯行を防ぐ必要がある
透明性も大事。レポートの中で、取引量が不正なものがあるというものがありました。
もう一つ心配なのは一元化した機関のPowerが大きくなる。トークンやコインをリリースする仕組みが偏る
カストディアンがどのように形成されるのか、いつか。機関投資家が入るとそうしたことが重要になると思う
現在は消費者と機関投資家のミックスだと思うが、消費者と機関投資家で求めていることが違うと思います。それぞれ2つを別にやるのか統合したソリューションを作る必要があるのか
これからメインストリームになると思うので、ヘッジファンドやグローバルな銀行が参入してくると、分散した取引所だけではダメで、一元化したハイパフォーマンス取引所も必要である。でもセキュリティも求められる。
セキュリティの強化は一元化した取引所では重要。
重要なのはセキュリテイだと思います。オーナーシップをどう保ち、ハックされたらどのようなリスクがあるのかを見なければならない
問題のエスカレーション、大きくなることを防がないといけない。
分散型と一元型で違うと思う。一元サーバーに全部入っていれば外からは見えない。分散型は、透明性によって担保する。ユーザーとチェーンの信頼をそのように担保する。
2つの共通の問題としてセキュリティもあるし、流動性の問題もあると思います。東京証券取引所やNASDAQには中央集権的なアーキテクチャがあり何百ものトランザクションを処理できます。Ethereumは17トランザクションとかであると。技術的に仮想通貨の取引所をこういうところに実現可能でしょうか、なぜそうおもいますか
NASDAQでも取引に追いついておらず、オンメモリだったりします。トレーディング処理はブロックチェーンで再現することもできると思います。チェーントレードもパフォーマンスが追いつくものもあると思います。2つ目のセトルメントがある、一定の枠、コントロールできる枠があると思います。NASDAQのようなところが今のようになっているのは、いろいろな規制の変更など歴史を経て今の形になっている。我々も同じようにイケルと思います。
何十年もの歴史と改善の経緯があります。今無理でも今だけの問題かもしれない。拡張性は解決できると思っている。
PlasmaCashとかを分散型に持ってこれると思いますか
Kyver:今は無理だけど今後可能だと思います。
トランザクションは一秒どれくらいですか
1秒500万、従来型取引所に匹敵するスピード、が目標です。
機関投資家は仮想通貨に移っている。
OTCディールは処理できない。別にOTCビジネスをやっています。先週、20万のBTCの取引がありました。今はOTCディールの大きな需要があります。DEXも、大きなOTCディールのプラットフォームになれると思います。
OTCテーブルも、ダークプールになりうると。
ディールが正しいか開示しなくても正当性を担保してDEXでの流動性を担保できる仕組みができると思います。
パブリックプロトコルがシンガポールであるが、OTCディスクを仮想通貨用に分散型で作っています
KYCは一元市場とは別ですよね
われわれはOTCディールのKYCをやっています
でもそういったユーザーと同じプロセスで特定しているのですか?消費者は住所やパスポートですよね、OTC市場でカウンターの詳細
クライアントは我々のお客様です。OTCディーラーに対しても同様に必要です。他の一元化された取引所がどうか知りませんが、機関投資家で金融機関でありたいと思っていますので、厳しいコンプライアンス体制を敷いています。
DEXはトレードできない時にできるチャンスですから、セキュリティ上の縛りがあります。KYCもやっているし、オンチェーンオフチェーンもやっています。クライアントにはすべてKYCは適用し、同じレベルで適用しています。
KYCの確認をしています。プラットフォームでアドレスを頂いて、自分たちがプラットフォームで取引が必要なタイミングですると。
分散型取引所は伝統的な取引所とコラボレーションできるか
できると思います。ランプアップなどは一元型でされること。DEXはグローバルプールとなって流動性を担保して、一元型取引所とつながって実際の法定通貨の取引も両方カバーする形になると思います。
そう思います。一元型取引所ですが、リキッドというプラットフォームをリリースする予定です。20の世界中の取引所とつながります。分散型取引所とも繋がります。OTCの大きな取引が来た時に、そのフローを分散型取引所にも流せる形にしていきたいと思います。
一元型取引所からいろんなことを学べると思います。どのようにプラットフォームを成長させてきたのか。よりセキュアなプラットフォームが作れると思います。
分散型と一元型で流動性の担保という、面で、atomic swap といったものにどうたいおうするのでしょうか
同じチェーンの中では簡単ですが、BTCとETHになると難しい。他のチェーンでAtomicSpwapをしているところを見てきました。けっこうマーケットプレイスが一元管理されている印象でした。
中央管理だが、リクイディティを提供するのが重要なポイントだと思っている
特性を管理する物は使っていますか
APIを使っている。
私たちは中央取引所なのでAtomc Swapは要らないですが、 USDTはバグが有って解決しなければいけない課題があるが、とにかくStableCoinがひつよう
中央取引所なら、StableCoinを使わなくても、直接USDを買えると思うが
ライセンスを持っていても銀行口座を閉鎖されたりする。 Fiatと言う問題が常にある。24時間制度です。
Fiatは24時間使えないし休日は使えない。暗号通貨の世界では使い勝手の良いものではない。
Crypto to Crypto をまず解決することが一番。
トークンが必要になってくる。私が思うに、爆発的な伸びがある時点から伸びるのではないか。エンタメ業界が暗号通貨を使い始め取引量が増えたりするのではないかと思っている。
暗号通貨がどれくらい受け入れられるかによると思う
向こう一年でガット伸びると思っている。BtoCが大きくなってきている。
会場からの質問を受けたいと思います
コインの上場はどういうふうになりますか、責任を取るのはどこか、詐欺コインが登ってきたらどうなるか
カイバーでは法律についての意見を集めているところ。シンガポールの法律に沿っていく
コントラクトがどれだけフレキシブルに作られているか次第のところもある
上場委員会を作った。コンポーネントを少しずつ取り入れて精査もしている。発行元も監査している。リーガルメモも呼んでいる。その中で詐欺コインが上場されたら取引所にとって悪いわけdす。そうするとトークンお信用性が崩れてしまう。
分散型取引システムの中では上場の問題をどう取り組みますか
分散的には難しい、ある程度中央的になると考えています
中央取引所にはおおくFiatが来ると思う。中央取引所、分散型取引所の統合はありうるか。言いたいことは、コインはどういう統合のされ方になるか
リクイディティがどのようになっているか、によると思う
中央管理型でない取引所をどう作るか検討しなければならない。トークンのバランスが必要。どのサービスができてできないか、パートナーとも相談して決めていかなければならない
分散型取引所
ライセンスがなくて中央と競技中
分散型取引所はグローバル型になる。250カ国のルールにそぐうのは厳しい。部分的には、既に創立された会社はそこの法律に規制にコンプライアンスしていれば、他の国でも上場しようとは思わないと思います。
分散型を日本は想定していなかったのでギャップが大きすぎる。分散型取引所は入ってこないのではないかと考えています。
中央取引所についてですが、KYCのグローバルベースで取引をするのはそこを解決しばければ先に進めない
しきい値でライセンスは決まってくると思っている。分散型ではそのようにならざるをえないと思っている。
中央銀行は市場をコントロール出来ない場合もある。利子をあげたり下げたりできないからです。中央管理型システムは将来的にできると思っているが、そうすると市場はどのように監視すると思っているでしょうか
大きな国は一定のコントロールをしたいと思います。どんな良い技術を導入しても支配したがると思います。ですので国の財政方針など次第ではないかと考えています。中央銀行は権利をキープするでしょう
中央当局が管理できるようにはしたくない、されたくないので人々は分散型に行っているわけです。
Fiatもクリプトも変わらないと思っている。ベネズエラは暗号通貨を発行しました。これは食い止められるものではありません
私も、いま、BTCの真の意味を理解した人は少ないと思います。勝ちが分かってくるほど、もっと鮮明になると思います。ファイナンシャル・タイムズでも記事が出ていました。 どの国の当局もコントロールをし続けるでしょう。市場で金利をコントロールしたりフローをコントロールするのは難しいことだと思います。
中央銀行は恒久的インフレモデルで、インフレターゲットをミニマム年2%、GDPいも照らして考えると、投資資本がどのように紐付いているか比率次第のところもあるわけですが実際どのくらいのお金をエコノミックゾーンに導入するかというところもあるのですが、とにかく一般的なユーザーがこのビジネスモデルを理解して使い始めるには、暫く掛かると思います。
トランザクションスピードが遅いし常に使えるわけではない、トランザクションスピードは取引所にどのような影響を与えるでしょうか、ソリューションは既にありますか
スケーラビリティの問題に挑んでいますが当局と相談しながらやっています。良いパフォーマスができる方法を開発中です
幾つもの取引を一つのチェーンでするのか一般のブロックチェーンなのか政府なのか、圧縮の仕方にもよると思う