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Clang モジュールの探検 | try! Swift Tokyo 2018 Day1-3

Swift や Objective-Cフレームワークは Clang モジュールをベースとした同じモジュールシステムを共有しています。ライブラリのインターフェースとやりとりすることでヘッダファイルを置き換えますが、それぞれにエッジケースが存在します。Clang モジュールの #import 文の置き換え方、モジュールを使うことによる影響、Clagnモジュールの設計がSwiftのライブラリにどう影響してきたかを調べてみます。

Clang モジュールの探検

おはようございます

Clang モジュールをみていきます

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Squareのモバイルエクスペリエンスチームでデベロッパーが楽しく精算的に仕事をできるようにするのが仕事です

モジュールの前はヘッダがありました

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ヘッダーをインポートすると利用できます

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Cは単一ファイルの言語です Cプロセッサがヘッダサーチパスにあるものを見つけて#includeからコンテンツをペーストする

マクロが関与するとヘッダのincludeの順番で変化が生じる

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相互に矛盾する関数の宣言が起きたらどうなるでしょう

include ガードという仕組みで問題を回避しています

Objective-Cでは状況が良くなります。

importがあるおかげで

2回めにでてきた#imortはincludeしないのでぶつからない

コンパイラはインポートしたものの意味論的理解を深めます ヘッダからテキストでコピーするのではなく、モジュールで意味的なコンテンツにアクセスすることができます。

プリコンパイルヘッダに変わる働きをします

このために頻繁にクリーンビルドする必要がありました

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モジュールのヘッダ、構成、依存性などを教えてくれるのでモジュールにモジュールマップがあれば透過的なモジュールのインポートマップに変換される

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.frameworkをみていきましょう

標準的なモジュールマップでビルドするとXcodeが生成するものです

名前の付いたモジュールを宣言しています

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モジュールないすべてのヘッダファイルをインポートしてそれを出力します

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最後にモジュールはUsefulFrameworkをインポートできるようになります ファイルがモジュールのどのパーツに依存しているのか明確になります

UsefulFrameworkがSwiftでもObjCでも利用できるようになりました

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私のフラストレーションは何か

SwiftStaticLibraryをCocoaPodsライブラリで利用できるようにしたい

モジュールはFrameworkを想定していますがユーザーの作るライブラリは後付でデザインされている

課題です

こういったところが痛みでした

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ディレクトリの中のヘッダをすべて利用したい

CocoaPodsがパブリックヘッダを直接渡してくれる わざわざカスタムUnbrellaヘッダを作らなくて良い

Explicit Submodules これはGitSubmoduleよりマシです

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セミプライベートファンクショナリティがあるがメインインターフェースには入らない

他のモジュールからはインポートされない CocoaPodsにAddしようとしたがうまくいかなかった。もとに戻すこともできなかった マクロがある場合

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textualでやればいいのかなと考えましたが ファイルにマクロが定義されて、Assertと言うかたちで定義されていればつかえる

いくつかのフィーチャーを指定してモジュールからコンパイラをサポートできるようにします ObjCやC++の幾つかのバージョンで

こうして隠す事ができます

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互換性がないことも表現できます

カバーするヘッダはモジュールの一部として扱われます

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私が考える一番の文句をとっておきました

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回避する方法が見つかっていません

モジュールマップがストアされたディレクトリに関連するものとして扱われます。モジュールマップでもフラグでも、他のディレクトリを使うように支持できないのです。絶対パスか同じディレクトリに入れておく必要があります

これによってCocoaPodsでフラストレーションが

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任意のディレクトリのヘッダに対応させたい時に、できない。

Clangはフレームワークバンドル内に発見されたヘッダとプライベートのディレクトリに特別な扱いをしている気がします。

ここからみなさん聴きたいことではないでしょうか

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ClangモジュールはSwiftがObjCのヘッダをインポートするのをサポートします

import Foundationが機能するわけです。

他にも方法があります。ブリッジングヘッダなどの方法です。 みなさん、モジュールはヘッダを解決するだけなのかと思うと思います

Swiftのよいところはヘッダがないところだと思います Swiftとモジュールはどのような関係にあるのでしょうか

@objecと書かれたすべてのヘッダ SwiftのXcodeフレームワーク、 Swiftコンパイラに渡してヘッダの生成を矯正することができます。 コンパイラはバイナリSwiftファイルをどう扱えばいいのか分かっています モジュールが同じ名前だったら Objective-CとSwiftの中のファイルなら可能ということです。

Mixed Framework

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モジュールマップを拡張

そして.mのコンパイル

自動で構築されます

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Xcodeのダイナミックフレームワーク構築

Static Libraryを構築するには手作業が必要

Static LibraryでCocoaPodsをサポートするのに必要

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Clangモジュールについて知りたければご参照下さい

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思い通りに動かない、記述が不十分ならソースを見ます

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