松浦幹太氏
( 途中参加のため記録できませんでした m(_ _ )m )
ビットコインの仕組みのおさらいと、そこからのスケーリングの話、検証など
Proof-of-Verification for Proof-of-Work: Miners Must Verify the Signatures on Bitcoin Transactions http://kmlab.iis.u-tokyo.ac.jp/papers/scaling19-matsuura-final.pdf
岸上順一
LaaSとブロックチェーン
どんどん新しいサービスが、as a Serviceということで、手段はいろいろでいいがやりたいことを実現したい。
よく考えたら教育なんだと思います。ブロックチェーンは5年ぐらいやっているが、自分たちが必要なのは教育なんじゃないか
Learning as a Service
MaaSはユーザーが自分の車とかバスとかUberに乗るとか、ユーザーが選んでお金を払う。 AからBに行きたいときに一番便利なサービスを調べて使う、これをもっと自動的に便利にするというのがMaaSだと思う
どこからいつまで誰が使ったか補足しないとサステイナブルなサービスにならない
ここから新宿まで電車、新宿から三鷹までバスだとすると、MaaSだとデータがたまる。時系列的に何をつかったか書き込んでいくからブロックチェーンを使ったら便利なんだろうと思う。
今日はMaaSじゃなくて教育の話をする。
リカレント教育、生涯教育は政府が進めていて、徐々に広まりつつある。終身雇用制も崩れてきている。私も大学で就職担当したこともあるが、今の大学生は、NTTに入ってよかったねといったら、しばらくしたら内定お断りしてきましたといって、ゲーム会社にいくような人が多い。優秀な学生ほどそれをやる。流動性が上がってくるということは必ずその中で履歴書を要求する。
職歴学歴資格証明が書かれたもの。
会社に出しても、日本の会社は真正性を保っているかほとんどチェックしていない。
書かれている通り信用する。アメリカでは職歴には厳しく元の会社に確認したりする
学歴詐称というのは、定期的に起こりますよね。政治の世界でも。
履歴書に書かれていることはほとんどチェックされていない
流動性が高まった中で証明の重要性が増えていくだろうと言う観点から、そこにブロックチェーンを使うのはいかがかという提案。シェアリングエコノミーに対してシェアリングエデュケーション。
非常勤講師、大学間の連携講座、遠隔教育、MOOC
先生が非常勤できてそれをケアする人が大学にいてというのが今の非常勤。
文科省が盛んに大学が連携、統合しなさいということを言っている
800近い大学が減っていこうと言っている中でそうした施策をしようとしているが、現実的には難しい。
一つの大学でいろいろな講義がある
A大学がソフトウェア高額、C大学が技術者倫理、B大学が情報ネットワーク。
学生は一つの大学で好きな大学のセンセイの授業をとって、それをブロックチェーンに書き込んで自分の資本とする。
というようなことができるといいんじゃないか。
なぜそういうことが求められるのか
人工がピークを迎え、生産者人口が減ってきている。高齢化した中で支えていかなければならない。
大学に深刻なのは学生が今よりも減って来る中でどう生き残るのか
就職した後、リカレント教育のこと考えていますが、終身雇用、一度も退職しなかった割合は減ってくる傾向がある。2回以上が増えてきている。転職ということが増えてくると言われている。
転職ではなくて自由に動くフリーランスが、アメリカでは5000万人を超えると言われている 日本では1000万人は超えるだろうと言われている
副業していいということも政府から言われている。
個人が流動的に選択してやっていける。
そのためにはどういう資格職歴を持っているか証明する手段がないといけない
いまの履歴書は証明性があまりない。
もう一つ、大学はさきほど言いましたように、文科省からも大学等連携推進コンソーシアムをつくる、大学で一緒になれ、学部で一緒になってもいいとか、実際にそう動きつつあるところもある。
生涯教育という意味でのリカレント教育の中で、職はもっと自由が求められている、大学はもっと自由になることが求められている、ということにブロックチェーンは向いているのではないか。
海外ではどうなっているか。
MaaSのときも北欧で動いているものを見に行くとか、ブロックチェーンもエストニアに見に行くとかされている方もいらっしゃると思うが、実は中国がすごく進んでいる。
ブロックチェーンに関しても基本技術がどうのこうのと言った途端研究者がガバっとそっちに言って研究費がついたという話も聞いた。金額も中国へいくとすごい額もらえるということでとてもパワフルにやっている。
自分のでた大学の証明、単位、成績、どこの大学で修士をとったか、自分の番号を入れると検証がされて全部見ることができる。インターネット上で見られる。日本に居てもこれが使える。
資格レポートサービス
ご興味あればCHSIで調べていただきたい
その人がどういう教育を受けてきて資格をとったかのレポートもでてくる
中国にブロックチェーンの話を持っていくとすぐシステム作ってしまいそう。
ブロックチェーンハイプ・サイクルを見ながら
LaaSやMaaSなどにも確実に使われていくんじゃないか
新しいシェアリングエコノミーの分野で結構ブロックチェーンは必要かなということでブロックチェーンの出番かなという話をしています。
ご存知のようにCode is Lawはブロックチェーンの象徴的なもの
権威、オーソリティーが存在しない、というより存在していてそれはコード、別の言い方をすると非中央集権的、Decentralized。
ブロックチェーンそのものや派生する様々な技術、Layer2やDIDというもの、昨日W3Cボード会議に出ていたが、その中でもDID、W3C的にはDecentralized Identifier、どういうフォーマットでつくるかをメインに議論しているが、Webをやってきた中でもDIDは確実にある方向、ベクトルは強く持っているんだろうと思います。
DIDは個人が持つID。
いままでサービスがこれを使ってくれというIDを使ったりパスワードは覚えられないし、それでも使っていると定期的に流出とかが起きて、ということがある中で、DID、個人が管理するほうがいいんじゃないという話が出てきた。
IPSF、ハッシュ値をメインにした考え方でコンテンツ全体のハッシュ値をとるとアドレスになるという考え方。
URLでロケーションを見ていましたが、ハッシュ値がアドレスになり、しかもP2Pの中で使う。
こういう色んなものを使ってブロックチェーンを as a serviceの中に使っていきたいというのが今日の話でした。
IoT、Blockchain, AIをあわせていきたいという話をしたかったが飛ばして
MITが最初に修了証書をブロックチェーンに出すということをしている。 研究データ不正お出ていたので、IPFSとかブロックチェーンを使って検証しましょうという話が出てきている。
これらをガシャンと入れて、学位や単位の照明に使っていく、その中ではDIDやIPFSが動いている
技術の話をしたかったが時間がないのでぱっぱと
ロケーション指向からコンテンツ指向に
コンテンツのハッシュ値があってそれがアドレスになっている
それをIPFSをブロックチェーンにくっつけて真正性みたいなものを持っていこう。
DID
我々のところで今後使っていこうと思っているDIDを使った学位証明、成績照明システムだが、自分のIDを作成をして、学生が自分のDIDをとる。
大学側も大学で自分のIDを持っていないといけない。この2つの間で契約する。
それを必要なところに見せる
どこそこの証明を受けましたとかドクターを取りましたとか 大学でこんな成績を取りましたという成績証明とか。
それを特定のところに開示するということをやります。
証明書の発行、申請をすれば特定の会社に見せることができる。
それが紙の履歴書を自動的に行なってくれる。
学歴だけでなく職歴、資格なども同じシステムで使って合わせていくことで社会実装で自分自身のリカレント教育における真正性をつくることができればというご提案。
鈴木茂哉氏
鈴木
コミュニティ形成についてのアップデート
どういうグループでディスカッションしていければいいか、Base Allianceから始めているがその後いろいろな取組をしている。
- モチベーションと背景、
- G20
- 最近の活動
動機は簡単で分散金融関連は大雑把に暗号思案を含むアプリケーションを構築するエコシステムを考えたときに利害関係者がある中で話をする場があるかというと無い。そういう場を作ることで健全なエコシステムが作れるのではないか。
今年でインターネット50年。ビットコインでてから10年
DLTはインターネットと比べてまだ新しいが、無視できる状況にはない。
今までのレギュレーターとちょっと違って、金融当局はDLTはの良いところと悪いところを理解しつつある。
慶応と松尾先生がいらっしゃるジョージタウン、金融庁、BSafe.Networkは共同で議論を進めてきた。
インターネットは技術があって社会実装される過程があった
金融庁はインターネット技術がどう開発されてどう展開されてきたか理解してきた
我々は金融庁がどう動いているのかを学んできた
議論の過程で、マルチステークホルダーのコミュニティ形成が極めて重要であるという認識が共有された。
G20福岡で、この認識が、G20各国で共有されつつあり、コミュニケにも当局スタイルの表現で記載されている。
技術コミュニティ、当局などとコミュニケーションを始めている。
福岡でG20があった。正確にはG20財務大臣中央銀行総裁会議
直前にFSBの報告書が出ています。FSBに対してこういう報告書を作ってよと、リクエストされたのが去年。G20ミーティング直前にひとつ報告書が出た。
「議論を始める必要があるよ」というワークショップを実施、偉い人たちにご紹介する立場をやった。
G20 技術革新にかかるハイレベルセミナー「デジタル時代の未来」
アダムバックなどレギュレーターから一番頭囲人も来たのが面白いところ。
そこでこの手のミーティングは最後にコミュニケを発表する。
FSBのレポートを参照しながら、これが重要ということを参加国の間でAgreeした。
技術コミュニティは、対話を求められている。
ユーザーのコミュニティがどこにいてその意見をどう反映することができるか。
規制当局が聞く耳を持つぞというG20三カ国感で意識が共有された。
技術をやっている人が意見を言いにいっていいと思う。
意見を言う立場、規制当局が課題と思っている問題についての答えを技術的なソリューションで解決できるなら示していくことが対話として必要なのではないか。
色んな人に声をかけながらやっているが、議論のスライドは時間がないのでスキップ
最近どんなことをしているか
B.Safeネットワークという枠組みでいくつかミーティングを開催している
スケーリングビットコインでDFA Workshopを開催
金融当局の関係者を含むプライベートミーティングをしたり
そういうシリーズのワークショップを公開、非公開で、状況によって非公開でやらなければならない場合もあるので、やっている。
EU方面は先々週、Blockchain Convergenceというのに呼ばれて行ってきた
それからSecurity Standardisation Research Conferenceなど。
ここに居るのはアカデミアの人間なので、テクノロジのところに人を見つけにいくということをしている。
Financial Cryptography and Data Security 2020 コタキナバルでワークショップ開催予定。
Governance Forum 2020、金融庁主催でフォーラム開催予定、決まったら詳しい情報が出ると思う。
(BSafeの?BASE Allianceの?記録欠落)英文ベースのメーリングリストを作る予定。
興味があればご質問コメントを頂きたいと思っている。
ディスカッション
村井
皆さんこんにちは、慶応大学の村井です。
ORF、30年経つからね。
質問をするために、スライドを用意しました
インターネットから見るとインクルージョン、金融の話もファイナンシャル・インクルージョン、貧困地とかジェンダーとかが解決していくんだから、自由な通貨で経済活動に参加できるようになる、だからこれはとても大事だみたいな話にG20になっていた。のでありがたかった。
そうでなければ規制当局が、規制するぞ、とんでもないものが出来た、という空気だった。前日まではそうだった、それが変わった、インクルージョンを達成できるんじゃないか、やっぱ考えないといけないよねとなった歴史的な日。それまでは規制当局とか銀行はどうしようもないだろうと思っている状態、G20はリーマンショックからリカバーするための組織ですから。
2030年にはインターネットは地球上の人はだいたいアクセスできるようになる。
そうするとインターネット上で動いているものには全部アクセスできるようになる。
もう一個は文明論。
コンピューター、数学をつくって道具が出来て人間社会を作り動いている、通貨もそのひとつ、建物交通機関エネルギー、全部人間の発明、そういうのでできるのは文明。
インターネットの文明はぜんぜん違うところにあって、従来のは、色んな所に(ローカルに)ある文明なんだが、インターネットは(グローバルに)ひとつしか無い。その文明に通貨というものがありうるのか。
人類がひとつの文明をつくることができるようになったのがインターネットの前後の違い。
ブロックチェーンの関心も、地球上にひとつの基盤を作るんですか、ということ。
そこには皆さんが言うような特徴があるから、いま発表があったような教育の証明や通貨として使ったりできる。
今後もすべての人類をインターネットが包むようになったときに、スケールするんですか?そのための技術があるのかという話題もあった。
インターナショナルな空間なのでレギュレーションもある。だから大変。
インターネットが繋がったときも大変だった。国は全部電話でつないでいた。
「何だ勝手に、一つの空間を勝手に作るなよ」みたいに、国と規制で出来た(インターネットと)電話の関係は、国とビットコインの関係と近いかもしれない。
その技術は本当にできるんですかっていうとここまで来ると、信頼できないと言われていたインフラが、使えるんじゃない?ということになりましたんで、レギュレーションや単位とか通貨は国ごとは違うがインターネットわそれをつないでいる、そこにいるのが我々。
今となってはお昼を食べるとかは全部インターネット絡みで動いている。昔はお店で買い物していたけどいまはクリックでどっかから来るから、ジオグラフィックロケーションなんて関係ない。
グレートファイアウォールの中のマシンで計算をするとどうとかいう話が出てくるのはビットコインはグローバルなサイバースペースで動いていて、国ごとに違いがあるらしいみたいな逆転現象が起きている。
国ごとに通貨ってあるんだけど、インターネットはひとつ。Webも1つ。
ここにファイナンスがあるってことはどういうこと、というのが面白いと思う。
そうじゃないところは面白くなくて、この意味は何だっけ、国の通貨を超えて何かができるのはどんな意味があるんだろう、それからインダストリーの多様性、全部なんですよ、
全部のビジネス、全部の人たちをつないでいく、エネルギーマネジメントとか農業と健康とかが国境を飛び越える。
なんで国の保険で健康を保たなくちゃいけないのか。
世界中のどんな健康でも、どんな医療でも、自由だということになるかもしれない。
たとえば日本のイチゴは世界で売れるみたいなことがあるわけだからそういう事はどこかで起きる
そうすると通貨みたいなものが重要になる。
このあたりの関係がこの分野に大事だと思っていて、
今日話しを聞いていたら、こういう話(捉え方)でもいいんですかという話なんだけど、(スケーリングの発表について)スケールとかコンピューターの処理とかはグローバル空間全人類のものと考えたときに、必要なのはどれくらいかというのを、国のポリシーと独立して科学的に作れるかどうかというのをおっしゃっていただいたと思っている
国と国との調整で解決しなくてはいけないファイナンスは、やらなくてもいいのか、国と通貨の関係を諦める、人類が勝手にやるから、国はやらなくていいんですよ、ということはあり得るのか。
僕が関心があるのは、生命保険というのはせいぜい50年ぐらいしかスコープにない。
eternal preservationというのは長らく検討されていた。ブロックチェーンはどこでも検証可能だという。永遠に続くのか。学歴証明は1200年後にまたしょうめいできるんでしょうか、その事を考えていくんでしょうか。
僕らの知のスコープはどうなるのか。3世代後のアイツで戻ってくるかもみたいな話が出てくるので投資とか保険の原理が変わる。つまり時間に関してどう思うか。
133msで戻ってくるリアクションは人間に自然に感じられる。そこに対して1日や1週間というのはどういうふうに約束を作っていくんだろう。
それからDLTは基盤なのか。学歴の応用をしようとしたらブロックチェーンとどう結びつけるのかというのがアプローチとして課題だ、さっきの話題には入っていなかったが、これを追求しているという理解でいいのか。
松浦
いい振り方を頂いたが、最後のスライドでThe Blockchain For Humanityと書いてBase Allianceのロゴを出していたが、日本に暗号に優れた人はたくさんいるが、一つ一つ尖っていてもセキュリティ全体ではない。
私はセキュリティは何でもやるがそれ以外はしないと言っている。そうするとセキュリティ経済学というのが世界にあって、アジアで私だけが入っている。
そういうコミュニティをつくると共通する視点がグローバル。
課題が世界で違って、暗号資産のゴタゴタとまた性質が違う、でもグローバルでマルチステークホルダーで取り組むというのは同じような形で存在している。
その上で、我々がインターネットも含めて学ぶべきは、セキュリティ、プライバシーが重要になるなら、育てていく段階から非常に深く考えなくてはいけない。
たとえば基盤として色々使えるがファイナンスでどれぐらい伸ばせるかということをすると、仮にあるソリューションが発展すると、これまで我々が出会ったことがないデータが生まれていく。
オルタナティブデータと言う言葉を使うことがあるが、実世界でもサイバー空間でも人として理解できる概念ではないデータがたくさん入ってくる。ハッシュ値とか。共存が必要で、それぞれ一定の独立性があるので、世界が全部同じルールはありえない。例えばプライバシーの考え方が国や時間によって違っていったりすることを技術屋は考えないといけない。
変化があることを前提にした技術と、そうでない技術は、その後が大きく異る。
リアルタイム性の話、私の学者としての夢という感じでいうとどうせやるなら我々人類が普通に宇宙に行くようになっても使える技術であるべきだ、それぐらいで通用する設計をしていれば、グローバルはむしろさじ加減について善悪のアジャストメントすることになるんじゃないか
村井
制限みたいなのはないからグローバルな空間で話す、可能性も色々ある、ただやっぱりそのことを前提に議論しておいて、その上で目の前の問題を解いていくというのはとても大事。
大学と国が一生懸命やっているのはそこの意味があるかなと思う。
松浦
概念的になっているので1つスライドで例を
私の研究のひとつ
農業でいいことをしているのに市場で報われていない農家はたくさんある。
そこに目を向ける、ハワイの小規模農家がいいことをしているから市場で評価すべきということをサポートする。
消費者が選択的消費行動をとるということを見がちだが、そこに一定の保証が入ると資金調達コストが下がる。
こういうことを話すときに、誰かが自分の持論を押し付けているだけなのと、本当にそうだということを実証することには大きな違いがある。
実証経済学的に本当にそうなるということをプロジェクトで取り組んでいて、これを発展させていくと結局新しい技術が必要になる。
技術開発に閉じない視点で取り組みをするというのも大事なんじゃないか。
私が感じになってBase Allianceでイベントをするときには、仲間でなくても、注目すべきものがあれば呼ぶということをやってききたい
岸上
永遠の時間間隔をどう捉えるか
ひとつコミュニティが鍵ではないか
DNS、TCP/IPに落ち着いたところまでブロックチェーンが行ければ、スケーラビリティ、時間制の保証はできる。
その前の段階は、オンゴーイングの中間的なところにいるが、今のままでそれをやろうとすると難しい。
例えば今日私がお話した教育関係のことでも、全部の大学、会社がそういうことをすれば履歴書ができるでしょうという夢物語。ある程度進めていくにはコミュニティがないと実現できない。
インターネットが出来たのと同じようなコミュニティをつくつくることができれば
ファイナンスはネットワークの外だが、エッセンシャルなサービスじゃないと使えない
村井
通貨って要るんですか?
火星に移民したら今と同じ銀行システム作り直すと思う人
(だいたい手を挙げる)
鈴木
疑似でもいいから永遠に使えるようにしないと行けない。暗号を使っている限り永遠じゃない。
村井
eternal preservationは先端領域なんだけど、DNAにデジタル情報加工とか、石英に加工とかすると、そうするとブルーレイとは保ちが違う。みたいな話をしていた。
でも(ブロックチェーンの)みんなが同じデータを持ってるから無くならないじゃんみたいなそういう話とは違う。
地球上にコンピューターリソースが溢れているときに、みんながコピー持っていればなくなるわけ無いじゃんっていう、記録メディアとは違う話。
松浦
量子コンピューターで暗号が破られるという話がある。
ブロックチェーンは暗号に頼っているわけではなく、分散的にどこにでもあるというところに依存しているのではないか。
量子で暗号破られたらどうなるか、過去の情報は利用できるが、新しいものを追加することはできない、それが正しいかを検証できないから。
我々が十分頻繁にリフレッシュすれば永遠に持つ、というのがデジタルが登場したときのアナログへの対抗。これは自然劣化への対抗。あるデータが有るときに、そのデータが十分古いことは言える。十分新しいことを証明することがものすごく難しい。あるとき初めて誕生したことが非常に難しい、ブロックチェーンはこれをできるかもしれない
鈴木
ブロックチェーンにインターオペラビリティ必要という人は多いが、本当に必要なんですかというと、説明できない人が多い。
DLTにおけるインターオペラビリティとはなんだろう
村井
IPにおける砂時計の腰の部分に相当するものはなにか?
ブロックチェーンのインターオペラビリティはDLTの様々な技術が双方につながってIDがなんとかというのがインターオペラビリティだと思ってた。IPにしようぜというのは、OSIのCLPとTCP/IPがあって、そのあいだをインターオペラブルにしようという話はせずに、IPに行こうぜということ?
鈴木
ODBCという言葉をご存じの方も多いと思う、いろいろなDBにSQLでアクセスできるようにしたいということでODBCができたが、そこでできるのは標準的なこと
今のブロックチェーンは同じ状況、基盤化ができるということはそこができるということだと思う。